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252章 犬の口から象の歯が出ない_2

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とりあえず、北原秀次は他の面では頼りになるけど、本質的にはすごくスケベだし、自分の妹の寝姿もそれほど見事なものではないかも。万が一、ちらりと見えた部分が彼の色欲をきっかけに悪さをするという事態になったら困る。

冬美は一緒に行くと言い張り、手に入れるために一つの袋を掴み、中から子供向けのトナカイのぬいぐるみの衣装を取り出して自分の体に着せ、その後トナカイの角と大きな赤い鼻をつけた。すると、ほどなくして、小さなトナカイが新たに登場した。

本当に可愛い!北原秀次が認めたくなくても認めなければならない。毕竟、人間は良心を背くことはできない。冬美がそういう姿になって、小さくて萌え萌えな感じは本当に可愛い。

彼女の顔立ちは本当に美しい、珍しい美少女と言えるだろう。静かに微笑むととても愛らしい。しかし、この馬鹿な性格が・・・この可愛い小顔を無駄にしてしまった。

彼は興味津々で、笑いながら尋ねた。「誰の真似をしているの?ルドルフなの?それとも雌狐?」

サンタクロースには12匹のトナカイがいて、その名前は猛冲、慧星、舞蹈家、弹射、雌狐、雷、闪电、火球、橄榄、喜び、丘比特、そしてルドルフで、その中で最も大きな鼻を持つのがルドルフで、鮮やかな赤い鼻を持つのが雌狐で、この2匹は冬美が演じているミニトナカイに最も近い。

冬美は彼を一目見て、怒って言った。「もう自慢しないで、早く行こう!」

彼女から見れば、お前が何を知っているんだ?冬美は彼を押して、北原秀次はにっこりと微笑んで、大きな荷物を背負って窓から先に出て行った。だって、サンタクロースがドアをノックしてプレゼントを配るなんて話は聞いたことがない、皆、煙突を通って来るものだ。今回は窓から出るしかない。

冬美は慎重に彼の後について行き、注意深く言った。「ゆっくり行って、落ちないように気をつけて……衣服を汚さないように、これはレンタルしたものだから、汚すと洗濯代が発生するからね。」

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