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192章 人は死んだら蘇生できない_2

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北原秀次は彼女の布団の角を整え、すでにしおれてしまった内田雄馬と一緒に出て行った。その一方で、昼時には雪里はまだ楽しげに食事をしにやってきた。彼は少し躊躇いながら、雪里には何も話さず、彼女に先に食事をするようにと言って、自分はCクラスで冬美のお弁当を取りに行った。そして、校医室に熱いスープを運びに行った。しかし、冬美はすでに寝てしまっていた。そして、鈴木花子は彼女を起こさないほうがいいと提案した。

北原秀次はしゃがんで冬美の顔を見てみた。彼女は病気が進行しているようだった。そして、彼女の熱い額に手を当ててみると、一瞬で顔色が曇った。これは重感冒じゃないだろうか? 今はまさに流感のシーズンだった。

でも、熱を出すことが必ずしも悪いことではない。それは人間の免疫システムが効果を発揮しているからだ。実際、彼女にはしっかり眠ることが一番だろう。北原秀次は食事を置いて、鈴木花子に冬美の状態をよく見ておくよう頼んで、心配そうに教室に戻った。

これは良くない一年だ。自分がようやく立ち上がったところで、小ロブヘッドが倒れてしまうのか?

午後1時に授業が始まり、3時25分に終わった。下校のベルが鳴るとすぐに教室を出て直行で校医室に向かった。そして冬美はまだ寝ていた。北原秀次は少し迷ったが、結局校医室は信頼できないと判断した。ここはあくまで学校内で小さなケガや病気を処理するための場所であり、病状が少し重ければやはり本格的な病院に行くほうが安心できる。前回、冬美の首を治療したとき、彼は誰かを無理に治療することをしないで、冬美を家に帰して自分で治してしまおうと考えた。

彼はゆっくりと冬美を起こした。すると、冬美はうっすら目を開け、戸惑ったように彼を見つめ、小さな声で言った。「何ですか?」

「下校時間だよ。病院に連れて行ってあげるよ」

「下校時間か...雪里に補習をすることになっているし、夜はお店を開けないといけない。早く帰りましょう」。冬美はフロアに手をついて起き上がろうとしたものの、少し体がグラついた。しかし、彼女は頑固そうだった。北原秀次が支えようとした手を退け、乳歯を食いしばりながら自分で立ち上がり、黙って外に向かって歩き始めた。

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